論文輪読会の紹介

2024-9-27

はじめに

こんにちは。株式会社 Belong で SRE をしている shigwata です。

Belong では、社員のスキルアップと専門知識の強化を目的に「論文輪読会」を開催しています。この輪読会は、現在、週次で行われ、社員が自発的に参加できる学びの場として好評です。

この記事では、私たちの論文輪読会の取り組み内容や、その効果についてご紹介します。

輪読会の目的

論文輪読会の主な目的は 2 つあります。

  1. 英語力の向上: 英語論文を読むことで、専門用語を含むアカデミックな英語に触れ、読解力、語彙力、表現力を向上させます。
  2. 専門知識の深化: 最新の研究動向や技術に触れることで、専門知識を深め、業務への応用や新たな発想につなげます。

輪読会の進め方

輪読会は毎週約 1 時間開催され、参加は自由です。平均 6 名程度の社員が参加しています。

進め方は以下の通りです。

  1. 論文選定: 参加者同士で話し合い、興味のある分野の論文を選定します。最近は LLM 関連の論文を多く扱っています。
  2. 輪読と解説: 事前準備は特に必要ありません。参加者が順番に一段落ずつ読み上げ、英語で読んだ後に日本語で内容を解説します。英語に自信がないメンバーも、得意なメンバーがサポートしてくれるため安心して参加できます。
  3. 議論と質疑応答: 内容に関する疑問点や意見を自由に交換し、理解を深めます。
  4. 記録: 読み進めた内容や議論の内容は Notion に記録し、参加できなかったメンバーも後から内容を確認できるようにしています。

論文は 1 回の会で読み終わらないことが多く、複数回に分けて進めています。

最近の取り組みと成果

最近は、LLM(Large Language Models)に関するサーベイ論文を中心に扱っています。生成 AI 技術の急速な進化に対応するため、関連技術の理解を深めることが目的です。

これらの論文を通じて、LLM の最新動向や応用事例、今後の課題などを学び、参加者からは「業務に活かせる知見を得られた」「今後の研究開発のヒントになった」といった声が上がっています。

輪読会の効果

論文輪読会は、以下のような効果をもたらしています。

  • 英語力の向上: 英語論文を読むことで、読解力や説明力を鍛えることができます。これにより、業務で英語を扱う場面でも自信を持てるようになりました。
  • 専門知識の深化: 最新の研究動向を把握することで、専門分野の知識を深め、業務の改善や新たなアイデア創出に貢献しています。
  • コミュニケーション活性化: 参加者同士の活発な議論を通じて、社内コミュニケーションが促進され、新たなコラボレーションが生まれるきっかけになります。
  • 学習習慣の定着: 定期的な開催により、継続的な学習習慣を身につけることができます。

参加者の声

輪読会に参加している社員からは、以下のような声が寄せられています。

  • 「英語の文章を読むことへの抵抗感が減り、自信がついた」
  • 「LLM のような最新技術のサーベイ論文を読むことで、自分の専門以外の知識も得られ、仕事にも役立っている」
  • 「チームメンバーとのディスカッションを通じて、異なる視点を学べるのが面白い」

まとめ

Belong の論文輪読会は、社員のスキルアップと専門分野の理解を深めるための自発的な学びの場です。この取り組みを通じて、私たちは社員の成長を支援し、組織全体の知識レベルの向上を目指しています。

Belong では、このように社員が主体的に学びを深める文化を大切にしています。もし弊社に興味を持っていただけたら、ぜひエンジニアリングチーム紹介ページをご覧ください。