カンファレンス渡航補助プログラムはじめました

2024-04-09

はじめに

Belong のエンジニアリングチームでは今期からカンファレンス渡航補助プログラムを始めました。 これは、エンジニアが技術カンファレンスに参加する際に、交通費や宿泊費を補助する制度です。

これまでもカンファレンスに登壇・参加するときは出張費用としてサポート可能でしたが、「海外」であったり「聞くだけの参加」となると 申し込みのハードルが高く感じられたので、明確に補助制度を設けることにしました。

カンファレンス渡航補助プログラムの制度について

カンファレンス渡航補助プログラムは、エンジニアがカンファレンスに参加する際に交通費や宿泊費、日当を補助する制度です。 ここではプログラム目的や参加条件について説明します。

プログラムの目的

このプログラムを作った目的は次の通りです。 私としては登壇者を増やしたい気持ちはありますが、「Belong で機会を与えられて嬉しい」という気持ちをメンバーに持って欲しいため、 登壇ではなく参加のみも可能です。

  • 最先端の事例やコミュニティの熱気に触れることで、エンジニアの専門知識の拡大と(国際的な)交流を促進し、目線を高めた取り組みにつなげる
  • カンファレンスに登壇するモチベーションを高め、Belong のプレゼンス向上にもつなげる
  • 海外を含めた新しい土地やイベントを経験し、Belong を通してメンバーの人間的な成長や人生経験の蓄積を助け Belong へのリテンションにつなげる

簡単に表現すると次のようなことにつながって欲しいと考えています

  • 技術的なキャッチアップ
  • モチベーション向上
  • 会社へのリテンション
  • 外部への広報
  • 価値観の広がり

特に最後の点に関して、私自身「海外カンファレンスに行きたい」と言っていたことがきっかけで大学院時に論文を出していない海外カンファレンスに連れて行って頂いたことがあり、 その経験がとても良いもので、「頑張るぞ」という気持ちが芽生えたこと、またその機会を与えてく下さった先生方や組織へのロイヤリティが高まったことから、 このプログラムを作りたいと考え始めたことに繋がっています(ちなみに、頑張って最後に自身の論文でも海外カンファレンスで発表まで出来ました :) )。
現在の Belong のエンジニアリングチームでは海外経験の無いメンバーも居るため、海外自体の経験やカンファレンスの熱気を肌で感じることが、今後の人生に良い影響を与えることに繋がって欲しいと考えています。

プログラム対象者

カンファレンス渡航補助プログラムの対象者は社員のエンジニア全員です。
海外カンファレンス参加の場合、参加したのは良いが何を言っているか全くわからない、配信を字幕付きで聞いていたほうがマシだった、ということを避けたいため、一定の英語力も条件の一つにしています。
Belong ではエンジニアに英語の学習を推奨しています。ソフトウェアの記述自体が英語がベースであり、英語が苦手だと変数をはじめとした各リソースの良い名付けが出来ないことや、IT の最新の情報はほぼ英語であることから、ある程度英語が出来たほうが良い仕事に繋げやすいと考えています。 そのため希望者には英語学習の補助も行っており、このプログラムの英語の条件も、英語学習のモチベーションになることを期待しています。

参加は基本的には登壇者が優先され、次に聞くだけ参加者は希望者の中から社歴・英語力・モチベーション・役割などを総合的に考慮したうえで予算内で選ばれる形です。

プログラムの実施

今期はプログラム立ち上げということで、私を含めて 3 人のエンジニアが Google Cloud Next'24 に参加することになりました。
Belong では Google Cloud をあらゆる場面で利用しており、Google Cloud Next は私達にとって特に興味深いカンファレンスであるため第 1 回のプログラムの対象として選びました。

カンファレンスは明日から開催であり、この記事はカンファレンスの開催地であるラスベガスで書いています。 カンファレンスの様子やプログラムの成果については、後日報告したいと思います。

おわりに

本記事では Belong のエンジニアリングチームが始めたカンファレンス渡航補助プログラムについて紹介しました。
このプログラムはエンジニアが国内外のカンファレンスに参加する機会を前向きに捉え、 技術力向上や成長につなげるとともに Belong 内での活躍につながって欲しいという思いを持って作りました。

また、この記事を見た方の中で Belong に興味を持ち、自身の成長につながる機会がある Belong で働きたいと考える方がいたら嬉しく思います。

今後も Belong のエンジニアリングチームは、エンジニアの成長を支援する取り組みを積極的に行っていきます。 ご興味を持っていただけたら エンジニアリングチーム紹介ページ をご覧いただき、ご応募いただけたら幸いです。